note定点観測

note.muを見続けます。

noteの企画について・公式

 noteでは、まず他人(読者候補、フォロワー候補)に自分の存在を認知してしまうことが必要なのだが非常に難しい、と以前にも書いた。note.muには、そのためのシステムが存在しないからだ。タイムライン式、フォロー/フォロワー式を採用しているnoteでは、フォロワー以外には投稿したこと自体も届かず、そのままにしておけばどんなものであれ自分の投稿を続ける限り、せっかくの投稿がタイムラインの彼方へ流れていってしまうからだ。かといって、自信がある記事をトップにおいておきたいからと投稿を止めてしまえばnoteでの活動自体をしていない、止めてしまったと思われてしまう。そのためnoteにおいて自分の投稿を他者に見て欲しいと願うのならば、まず自分自身で積極的に宣伝活動をしていかなければならないのだが、それもまた難しい。

 noteに投稿した記事の宣伝のための投稿をnoteにすることは、全く無意味ではないにしろ特に初期、投稿数やフォロワー数の少ない状態で行っても効果が薄い。そのためフォロワーを増やしていく必要がある。フォロワーを増やすそのためには宣伝など対外的な活動もしていかなければならない、しかし手間の割に効果が薄い……という堂々巡りの悪循環に陥り、疲れ果ててしまったユーザーも多かったことだろう。 

 手当たり次第無差別にフォローしてフォロー返しを期待するやりかたも、サービス開始当初などnote内部が盛り上がっていた時期にはある程度効果があったようだが、その後盛り上がりが収まってユーザーが落ち着いていくに従って効果も減り、そうなれば無差別フォロー自体も下火になっていったようである。

 そういった状況の中で少しでも自分の存在を他任意認知してもらうための方法として考えられるのは、noteで行われている公式/非公式の企画に参加することだと思う。note内で行われている規格はハッシュタグを利用したものが多く、ハッシュタグを辿ればフォロー/フォロワー外のユーザーの記事や作品もたどり着きやすく、また自身の投稿も見てもらいやすいからだ。

 

 note内部の企画としてまず思いつくのは公式アカウントによる月一回のハッシュタグ企画である。毎月初頭にテーマが発表され、だいたい二十日間程の期間を置いて募集を締切、月末に侑右秀作を発表する、という流れである。参加自体は気軽にできるものの、選ばれたからといって特に賞金などがもらえるわけでもなく選出基準も曖昧で、毎月ただ開催しているだけ、といった状況が長く続いているために注目度は低く、note自体の規模の割に参加人数も少ない。

 私も以前一度選出されたことがあるが、その後しばらくの間選ばれた作品自体の閲覧数が大きく動くこともなく、スキやコメントも全く増えなかったはずだ。作品の出来自体がどうであったかは、みなさん自身がご覧になってご確認いただきたい。うまいタイトルが思いつかなかったこともあり、まさかこれが選ばれるとは思っていなかったことは確かである。

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 また以前cakesへの連載を入賞特典とした「cakesクリエイターコンテスト」や、最近では「赤い口紅コンテスト」なども行われたが、 note内部での他ユーザーに向けた自身の宣伝という意味合いでは、公式アカウント主催の企画に参加しても効果は期待できないだろう。内部ユーザーへ向けて自身の存在をアピールするためには、むしろ公式以外の、ユーザーが独自におこなっている企画の方が有効ではないだろうか。思ったより長くなってしまったので、それら公式ハッシュタグ以外の一般ユーザー発の企画については後日書くこととする。

 

入選者さんたちのその後が気になるかたはそれぞれお調べください。

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こちらは結果発表前。

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noteにハッシュタグ機能が実装された2014年11月開催の第一回めから2015年度分の公式ハッシュタグ企画の入選作をまとめました。選出基準の傾向が見えてくるかも?

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